開業1年目のごあいさつ
- 2023.09.21
院長です。
今年の10月で開業して1年となります。
そこで、この1年を振り返ってみたいと思います。
当院の大きな特徴の1つとして、
癌終末期の患者さんを比較的多く診療させていただいていることが挙げられます。
ご自宅で最期まで過ごしたいといった想いから相談いただくことも多く、
当院としてもできる限り力になれるよう日々診療しております。
先日、ご自宅でお看取りさせていただいた患者さんのご家族より、
「寄り添う姿勢が足りなかった」といった厳しいお言葉をいただきました。
患者さんやご家族がどう感じて過ごされたかが全てであるため、
このお言葉は私の心に刺さり、今でも非常に申し訳ない気持ちを抱えております。
当院では、診療時間を最大限確保しながら一人でも多くの患者さんにお会いできるよう、
診療体制に様々な工夫をしております。
しかしながら、日々多くのご相談をいただく中で診療体制が追いついていなかったことが、
この度のお言葉をいただいた一つの原因かと考えます。
当院スタッフは常に最大限のパフォーマンスを発揮しており、
診療体制の不備はひとえに私の力不足によるものです。
すでに体制の再構築には着手しておりますが、さらに出来ることがないか今もずっと考え続けています。
この1年間で、想定よりも非常に多くの患者さんやご家族とお会いすることが出来ました。
いただいたお言葉や笑顔の全てが財産であり、当院が診療を続ける上での大きな支えになっております。
診療所として発展途上であることを自覚しながら、
当院を必要としてくださる患者さんには速やかに医療をお届けできるよう、より一層精進して参ります。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。